企業が海外の部署に社員を派遣する際にはトーイックスコア730以上
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Test of English for International Communicationを通称「TOEIC」(トーイック)と呼び、トーイック(TOEIC)は英語を母国語としない方を対象とし、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。
トーイックの試験問題は米国の団体ETS(Educational Testing Service:教育試験サービス)によって作成されており、日本では財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施しています。
トーイックの歴史は1979年日本経済団体連合会と当時の通商産業省の要請に応えて米国ETS(Educational Testing Service:教育試験サービス)が開発し、その原案は故北岡靖男氏らを中心とする日本人のチームによるものであったと言われています。
トーイックは故北岡靖男氏(元国際コミュニケーションズ社長、元「タイム」アジア総支配人)が考案した、日本生まれの試験なのです。
一部のアジア諸国を除いた国や地域でのトーイックの普及度は低くなっていますが、フランスの教育高等機関郡グランゼコールのなかにはトーイックで750点以上の点数を取ることを卒業の要件としていることもありヨーロッパでもトーイックが徐々に浸透してきています。
トーイックスコアの平均はおおよそですが550点から580点くらいのようです。
トーイックスコア別の英語力はレベルにより異なり、トーイックスコアが860点以上の高得点の方はレベル@とし、ネイティブなリスニングが可能であり自身の英語力で十分なコミュニケーションができるスコアです。
トーイックスコアのレベルAは730点以上であり、どんな状況でも自身の英語力で適切なコミュニケーションが出来るベースを持ち合しているといえます。
トーイックスコアのレベルBは470点以上で自身の英語力は日常生活でのニーズを満たしており、限定された範囲内であれば業務上のコミュニケーションがとれるスコアです。
トーイックスコアのレベルCは220点以上であり、通常会話でなら最低限のコミュニケーションができるスコアです。
企業が海外の部署に社員を派遣する際にはトーイックスコアを730点以上クリアーしている社員を選ぶことが多いようで、また英語学校などの日本人講師の応募基準にはトーイックスコアが850点以上というところもあり、トーイックスコアは企業などで重要視されています。
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トーイック(TOEIC)公開テストは年8回の1月、3月、5月、6月、7月、9月、10月、11月に行われます。
トーイック試験地域は北海道、東北地方、関東地方、北陸・甲信越地方、東海地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方をはじめとした全国80都市で実施されます。トーイック試験の申し込み方法はインターネット申し込みとコンビに申し込み、郵送による申込書の申し込みの3つの申し込み方法があり、トーイック申し込みの期限は申し込み方法により異なりますので、TOEIC公式サイトで確認するとよいでしょう。
トーイック公開テストの試験会場は各受験者が選択した受験地を元に直接連絡され、試験会場の指定などは出来ないようです。
トーイック公開テストの所要時間は合計120分で、トーイックテストの問題構成時間はリスニングテストは100問で45分間、リーディングテストは100問で75分の所要時間になり120分間休憩なしで実施されます。
トーイック公開テスト申し込み後、受験票は試験日の約2週間前に発送され、トーイックの受験票を受け取った段階で受験番号や試験会場が確認できます。
トーイックの受験票が万が一届かない場合は受験票未着問い合わせ期間内に必ず本人がTOEIC運営委員会に問い合わせることが重要で、問い合わせがない場合はトーイック試験当日、欠席扱いになりますので注意が必要です。